頭部CT検査

CT検査 頭部CT検査とは、脳の周囲360度からX線をあて、得られた画像をコンピュータで解析することで脳の断層写真を作る検査です。5mm-1cm間隔で脳の輪切りの画像を作ることができます。頭の部分を中心にドーム状の検査機器に入れて、短い検査時間で検査を行うことができます。

脳卒中を疑う患者さんでは、緊急で頭部CT検査を行い脳の変化を観察します。頭部CT検査で見ると、脳の中で出血している部分は白く見えます(高吸収域)。一方、脳梗塞は起こってから早い段階(急性期)では変化は見えませんが、壊死が起こって時間が経ってくると(慢性期)黒く見えてきます(低吸収域)。ただ、脳梗塞が起こってから早い段階でも、専門医が見ると脳の腫れ、壊死などの変化が見える場合もあります(専門的には早期虚血所見と言います)。t-PA治療を行うことができると考えられる患者さんには、頭部CT検査を行いこのような変化が出ていないか、出ていても広い範囲にないかどうかを判断します。

X線を当てる管球をらせん状に回転させることで、断層画像とともに3次元の立体画像を作ることができます。造影剤を静脈内注射して、この方法で検査をすると脳の血管を3次元で立体的に観察できます(3D-CTアンジオグラフィー)。脳血管の状態を観察する時に役に立ちます。ただしX線用に用いる造影剤は腎臓から排泄され、腎機能が悪い場合には、その機能をさらに悪化させることがあり、注意が必要です。

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