頭部MRI検査、MRA検査

 頭部MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査とは、強い磁力をかけて原子の信号の変化を捉えることにより脳の画像を作る検査です。CT検査と同じように断層の画像を観察できますが、CT検査よりも解像度が高く、細かい病変まで観察することができます。磁力がより強い機種であればある程、より細かく画像を見ることができます。
 脳梗塞の場合、頭部CT検査で脳の壊死が明らかになるまで、長い時間(脳梗塞が起こって1日以上)かかることが多いですが、MRI検査の場合には拡散強調画像(diffusion weighted image:DWIと略します)という解析方法を用いることで、脳梗塞が起こって数時間以内に梗塞巣を検出することができます。また、頭部CT検査では、骨に囲まれた場所(小脳、脳幹など)や小さい病変は観察しにくいですが、頭部MRI検査ではこのような病変でもはっきりと見ることができます。
 同じ検査機器を用いて、造影剤を使わずに脳の血管のみを観察することができます。このMRを使った血管の検査をMRA(Magnetic Resonance Angiography)検査と言います。血管の狭い部分、つまっている部分、動脈の瘤などを観察することができます。MRI検査とMRA検査は同時に行うことが可能です。

 MR検査は、CT検査のようにX線の被爆はありませんが、ペースメーカー、脳内クリップ、人工関節、その他、体の中に金属があると検査ができません。このような体内金属がある患者さんは、必ず主治医の先生にご確認ください。また、検査時間が長く、筒状の狭い穴に身体ごと入らないといけませんので、狭いところが苦手な方は苦痛を感じることもあります。また、検査中は工事現場のような大きな音がします。

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