糖尿病の治療

 ほとんどの糖尿病患者さんは、インスリンの分泌はあってもその作用が十分でなく血糖値が上がるタイプのインスリン非依存性糖尿病(2型糖尿病)です。多くの場合に、肥満、高血圧脂質異常症を伴います。治療は、食事療法、運動療法、生活習慣の改善から行います。2、3ヶ月間十分な食事療法、運動療法を行っても、目標とする血糖値より高ければ、薬を内服したり、インスリンの注射を行い血糖のコントロールを行う必要があります。
 飲み薬やインスリンは少ない量から始め、血糖コントロールの状態を見ながら徐々に増量していきます。体重が減ったり、生活習慣を改善したり、血糖が下がってくると、薬がよく効くようになり、飲み薬やインスリンを減らしたり、中止したりできます。しかし、太ったままで、生活習慣の改善もしないと、いくら薬やインスリンを使っても血糖が下がりません(インスリン抵抗性)。
 血糖が高くてもあまり症状がないため、どうしても生活習慣の改善ができなかったり、治療を途中で止めたりしがちです。糖尿病を放っておくといろいろな糖尿病性合併症(網膜症、腎症、神経症)や脳卒中、足の壊疽などが起こったりすることを、家族と一緒によく知っておいて下さい。かかりつけ医に必ず定期的に受診し、血糖の状態をチェックしてもらうとともに、適切な治療を続けてください。
インスリン分泌量が絶対的に足りないインスリン依存性糖尿病患者さんでは、インスリンの投与が不可欠です(1型糖尿病)。そのような患者さんは専門医への受診が必要となります。

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