脳卒中の一次予防

 脳卒中を起こしたことのない人における発症予防を一次予防と言います。一次予防においては、危険因子を早く発見し、早く治療することが重要です。また、脳卒中を疑うような症状があった場合には、早めに受診し診断をうけ、適切な治療を受けることが大切です。
 脳卒中の一次予防において、最も重要な危険因子は高血圧です。過去のさまざまな研究から血圧を治療することにより脳卒中の予防ができることは明らかです。国民の平均血圧が2mmHg低下すると、脳卒中死亡者は約1万人減少し、ADLが新たに低下する患者さんの発生も3500人減少すると言われています(健康日本21)。高齢者においても降圧治療が心血管病予防に有効であることが示されています。
 糖尿病患者さんにおいては、血糖を厳密にコントロールすると、網膜症、腎症、神経症など細小血管合併症を予防することができます。糖尿病患者さんにおいて脳卒中を予防するには、血圧管理が特に重要とされています。高コレステロール血症の治療は、動脈硬化の抑制に効果があるとされています。

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