心原性脳塞栓の原因

 心臓にできた血栓(血の塊)がはがれて飛んで動脈を詰めておこる脳梗塞を心原性脳塞栓と言います。心臓に血栓を作りやすい病気としては、心房細動という不整脈が最も多く見られます。心房細動とは、心房という心臓の中にある部屋が規則正しく収縮せずに震えた状態となる不整脈です。心房細動になると、肺から戻ってきた血液が左心房の中でよどんで、血栓ができやすくなります。この血栓がはがれて左心室から大動脈を経由し、脳動脈を閉塞すると脳の血流が途絶えて、脳梗塞を起こします。その他にもいろいろな病気で心臓内に血栓ができ、脳塞栓を起こします。心原性脳塞栓の原因としては、その他に以下のような疾患があります。

<高い危険性>
1.機械弁
2.心房細動
3.洞不全症候群
4.4週間以内の心筋梗塞
5.拡張型心筋症
6.心房粘液腫
7.感染性心内膜炎
8.左心室の無動
9.左房、左室血栓

<中等度の危険性>
1.4週間より長く6ヶ月未満の心筋梗塞
2.うっ血性心不全
3.左心室瘤
4.心房粗動
5.生体弁
6.心房細動を伴わない僧帽弁狭窄症
7.僧帽弁逸脱症
8.僧帽弁輪石灰化
9.心房中隔欠損
10.卵円孔開存
11.心房中隔瘤
12.非細菌性心内膜炎

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